日東国の旧国鉄民営化企業「NR」について
今回は日東国の旧国鉄に当たる鉄道「NRグループ」について述べたいと思います。
名前の通り現実のJRグループがモデルですが、大きく異なる点はグループの統括会社(持株会社という設定)が存在する点と、旅客輸送は在来線会社と高速鉄道(新幹線)会社に分かれている点です。
もう少し詳しく言うと、当初は現実のJRと同じように地域で分割民営化しましたが、後に地域格差が生まれたことから全国統一のユニバーサルサービスが必要だということで再統合されたという流れです。その上で、旅客輸送が地域輸送や中距離輸送に特化した在来線会社と長距離高速輸送に特化した高速鉄道会社に分かれたという感じです。
こうなると多くの収益が見込まれる高速鉄道(新幹線)と赤字のローカル線も抱えている在来線とで収支格差が生まれるのでは?と疑問を持たれると思いますが、その辺りの説明は別途説明したいと思います。また、貨物鉄道会社は現実のJRと同じで引続き存続しています。
さて、高速鉄道会社、在来線会社、貨物鉄道会社と言っていますが、社名は下記の通りです。
●日東鉄道(NRホールディングス)……持株・統括会社、施設保有会社(第三種鉄道事業者)
●日東旅客鉄道(NR全日東)
……在来線運行会社(第二種鉄道事業者)
●日東高速鉄道(NR新日東)……高速鉄道(新幹線)運行会社(第二種鉄道事業者)
●日東貨物鉄道(NR貨物)……貨物鉄道運行会社(第二種鉄道事業者)
このうち、NR全日東とNR貨物は道州毎の7つの支社があります。
○北洋道(ほくようどう)支社
○東方(とうほう)支社
○坂東早印設(ばんどうそういんせつ)支社
○東洋(とうよう)支社
○帝畿(ていき)支社
○中道(ちゅうどう)支社
○四島(しとう)支社
○秋州(しゅうしゅう)支社
現実のJR東日本とJR西日本に当たるエリアだけ2つの支社に分かれている他は現実のJRの地域別会社と同じ区割りになっています。
下記のpixivの説明文も併せてご参照ください。
https://www.pixiv.net/artworks/71713601
ここまでの説明で薄々疑問に思っているかもしれませんが、現実でいう整備新幹線の並行在来線は第三セクターに経営分離しているかというと、前述の通り高速鉄道会社と在来線会社に分かれていますので、日東国では並行在来線の経営分離はありません。
簡単ではありますが、今回は日東国の鉄道の基幹を支えるNRグループの説明でした。